『悪魔のいけにえ』北米版4Kリマスターブルーレイを観ました。
気味の悪い高画質
一ヶ月ほど経って、やっとアメリカから注文していた40周年記念4Kリマスター版『悪魔のいけにえ』ブルーレイが届きました。
ホームシアターで観てみようかと思ったのですが、とりあえず4Kリマスターの高画質をきちんと確認したくてプラズマテレビで。
いやあ、気味が悪いほど高画質ですよ。15年ほど前に観たフィルム上映よりも高画質な印象です。どれぐらい高画質かというと、
ガーナー・ハンセンの唇のシワまで見えますしw レザーフェイスの細かい造形もよくわかります。後半のお化粧のノリもぜんぜん違う!
とは言え夜間撮影などの部分ではザラザラ感が半端無く、やはりそこはオリジナルが16ミリの限界なのでしょう。まあ、そのほうがこの映画には相応しいので、特に問題なし。この望遠レンズでの圧縮の迫力! 『激突!』の影響をモロに受けていますがな。
それでも、フランクリンを懐中電灯の明かりの中で切り刻む、この映画の中でも数少ないスプラッターシーンでは、ちゃんと血糊が吹き出ているのも確認できますし、エプロンがどんどん血に染まっていくのも視認できます。
音声はなんと7.1chDTS-HD、5.1ch、ステレオサウンド、オリジナルモノラル、と至れり尽くせりの収録。7.1chは意外にオリジナルの持ち味を損なわず迫力も充分感じられます。オリジナルモノラル音声も含めて結構ちゃんとリマスターされており、今までのパッケージでは聞こえなくなっていたような遠くの悲鳴まで完璧に聞き取れます。「おお、ここで家の中の悲鳴が聴こえてるんだ!」とか、新たな発見が。
しかし、まあ、恐ろしい映画ですよほんとに。完全に何かに取り憑かれてしまっているのにも、関わらず演出が神ががって丁寧という奇跡の作品。
日本でもいつか出て欲しいもんですが。もう来年は40周年じゃないしなあw