男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ワン・デイ23年のラブ・ストーリー』★★★

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イギリス映画だったのね

今週の【シネパス】はアン・ハサウェイ主演でロネ・シェルフィグ監督の『ワン・デイ』

邦題の副題にあるように、二人の男女の23年間を描く映画なのですが、これが律儀に一年単位で7月15日を描いていくのが面白い。なんせ23年分もあるので、要所要所は時間をかけて描きつつも、数カットで終わる年もあり、そこらあたりが妙なリアリティを生み出している。

「男の恋愛は別フォルダ、女性の恋愛は上書き」とよく例えられますが、男女のカテゴライズは抜きにしても「女性がずっと自分を想ってくれている」ってのはなかなか夢のある話なわけで、そこらあたりは御多分にもれず自分も男なので素直に「いいなあ」と呆けづらで感動出来ましたね。

アン・ハサウェイは個人的に「上書き」しまくってそうな雰囲気を醸し出しているのですが、そこはそれ演技力と衣装やヘアスタイルなどなどの映画マジックで、「ああ、いじらしい」と思えるようになっております。

そして男性のジム・スタージェスがやたらと「ああ、こういう奴いるよなあ、ニクメナイン服用しまっくてるよなあ」と思える芝居で、実に説得力がある。

<以下少しネタバレ>


エマがいきなりトラックに轢かれるシーンは、いわゆる”ジョー・ブラック・ショック”で演出されているわけですけど、「この映画でそれ必要!?」という意味でも、正統的なジョー・ブラックぶりに驚かされました。律儀に惹かれた後のエマの断末魔も丁寧に描写するし。

まあ、あれがあるとデクスターの悲しみも数倍観客に伝わりますがねw


・・・


そうそう、デクスターの娘役の女の子がエマ・ワトソンの子供の頃を彷彿とさせて可愛かったですよ。


最近個人的にセンチメンタルな気分なので、こういう映画を観ると素直に感動できて気持ちが良いもんです。



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