男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

プログラム48『疑惑の影』を観ました。

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終盤の意味不明な緊張感

久しぶりにちょっとヒッチコックな気分だったので、シネスイチ板橋としては珍しいスタンダード映画の上映です。

リマスタリングされたハイビジョン映像は、43年の映画とはとても思えないほどの綺麗さ。モノクロとスタンダード絵画が観ていてうっとりしてしまいます。

なにせ中学生の頃以来だったので、かなり久しぶりの鑑賞。とはいえ、今観るとシナリオの雑さや付け過ぎとも言える劇伴が目につきすぎてしまうのも事実。まあ、ヒッチコックもハリウッドに渡って間もないころですし、セルズニックの目も邪魔だったんじゃないでしょうかと、勝手に想像してみたり。それぐらい円熟期のヒッチコック映画を見慣れていると、さすがに結構辛いものがあるんですが、終盤になるとにわかにサスペンスが盛り上がっていき、シナリオとは無関係な部分でギャンギャンに緊張感を意味不明に盛り上げる手腕はビビりますよ。

相変わらずスパっと終わるんですけど、ヒッチコックにしてみたらもっとスパっとしたかっただろうなあと思ってニヤニヤしてしまいます。