2012年の初見映画ベスト10
今年も残り僅かということで、まだ初見映画を観る可能性は高いのですが、とりあえず2012年を振り返ってまとめてみます。
とりあえず劇場と家庭で観た初見映画を一覧にまとめてみました。
レ・ミゼラブル
ホビット
スカイフォール
ノストラダムスの大予言
のぼうの城
Q
ビューティフル・ガールズ
アルゴ
ザ・レイド
ニューイヤーズ・イブ
ホリデイ
エージェント・マロリー
モンスター上司
恋とニュースのつくり方
ノーカントリー
アウトレイジ・ビヨンド
127時間
ハンガー・ゲーム
ロック・オブ・エイジズ
アベンジャーズ
ダークナイト・ライジング
幸せのレシピ
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
バッフィ・ザ・バンパイヤ・キラー
桐島、部活やめるってよ
トータル・リコール
ザ・グレイ
プロメテウス
マシンガン・パニック/笑う警官
おおかみこどもの雨と雪
ベルセルク黄金時代篇Ⅱドルドレイ攻略
アメイジング・スパイダーマン
コクリコ坂から
Chronicle
ザ・マペッツ
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
インクレディブル・ハルク
宇宙兄弟
セレニティー
アンノウン
96時間
マリリン7日間の恋
ヒューゴの不思議な発明
小悪魔はなぜモテる?!
ドラゴン・タトゥーの女
悪を呼ぶ少年
わたしを離さないで
放射能X
ハイスクール白書 優等生ギャグに気をつけろ!
ジェヴォーダンの獣
けいおん!
合計49本 劇場で観た本数は25本まだまだ少ないですが、例年よりは多くてちょっと安心。観逃している作品も多いですねえ。
個人的には近年稀な豊作の年でした。四つ星がこんなに多かったのはあまり例がない。
では劇場で観た映画の中からTOP10を選びましょう。
10.トータル・リコール
これは全く期待していなかっただけに思わぬ拾い物。実際にはこれより面白い映画は他にもあったのですが、どうにも外すのが忍びない作品でした。
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細田守監督の作品は正直マーケティング的な部分が鼻につく部分があったのですが、今作はそれを力でねじ伏せるような良さがありました。グっとくる部分が多かったのです。
8.ザ・マペッツ
ボクの好きなミュージカルのスタイルとはまさにこういう映画です。ほんとに楽しかった。
7.OO7スカイフォール
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Daniel Craig
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もっと上でもよかったのではないかと思ったのですが、上位の映画はもっと好きだったので。でも間違いなく傑作です。でも、OO7って傑作じゃいけないような気もするというアンビバレンツ。
6.ザ・グレイ
正直観ていて楽しい気分になるような映画ではないんですが、とにかくあの迫真性とド直球なサバイバル映画としてのスタイルには感服しました。こんな映画が今の時代に観られるのかという驚きと、こんな映画が観たかったんだよなあという喜びに満ちていました。
5.アルゴ
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ベン・アフレックに世界中が土下座をしたことでも話題になった映画です。ボクは『ザ・タウン』で謝罪は済ませていたので素直に楽しめました。サスペンス映画の見本のような演出に加えて、SF映画に対する愛情にあふれている点がポイントでした。まあ、とにかくクライマックスの緊張感と登場人物たちのプロらしさは必見です。
何と言っても『俺にもOO7撮らせろよ』感爆発のオープニングクレジットが傑作過ぎます。あれだけテンションの上がるオープニングはここ数年お目にかかったことがなく、それだけでも上位に来るのは確実でした。加えて映画自体もかなり好みの作りだったので大満足でした。スティーブン・バーコフの元気な姿も観られたし。
では、TOP3です。
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全編グっとくる映画でした。明るく楽しい青春とは真逆の作りなのですが、ボクにはこれはこれで楽しい青春だろうという感じも。映画そのものの作り自体が強烈に素晴らしく、タイムラインを崩した構成や、シネスコで描かれる田舎の学校などなど、本当に素晴らしかったです。まあ、当然キャプテンも外せませんけどね。
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何か漏れているような……と思っていたら、友人から「ダークナイト・ライジングが外されているのは意図的なのですか?」というご指摘を。タグを入れ忘れていたのか、はたまた見落としてしまったのか、書き終えてもまったく思い出すこともなくスルーしていました。発売日にブルーレイでも観直しているというのに。これは決して「忘れてしまう程度」という作品ではなく、単純にボクがボケているだけです。では、どこの順位に組み込もうかと逡巡した結果、同率3位あたりじゃないかということに。ただでさえ、面白かった映画を色々と落としているので、ここでほかの作品が落ちてしまうのもしのびなく……
2.ホビットおもいがけない冒険
滑り込みで入ってきた傑作。HFR3Dによる革新的な映像もさることながら、純粋な「冒険」の楽しさにあふれた作品として素晴らしかったです。ぶっちゃけ『ロード・オブ・ザ・リング』よりも続きを期待しています。
1.アベンジャーズ
もうこれは仕方がない。面白いんだからしようがない。こういう映画はめったに観られるもんじゃないので、こんなのを観られてだけでも今年は生きていてよかったと思える年でした。
・・・
今年は夏にホームシアター「シネスイチ板橋」を作ったこともあり、家で映画を観る回数も増えました。と言っても初見の映画は相変わらず少ないのが情けないですが。もっともっと映画を観なければいけないですね。というわけでホームシアターでの初見映画からお気に入りをピックアップ。
わたしを離さないで
実は今年の初見映画の中ではダントツにノックアウトされた映画です。もうちょっとこれはなかなか文字にはし辛い。こんな悲しい映画なかなか無いんじゃないでしょうか。
小悪魔はなぜモテる?!
なかなか劇場公開が決まらないとやきもきしていたら、なんとDVDスルーという残念なことに。でも、作品は期待以上に素晴らしくて大満足。ブルーレイ化を早く!
96時間
適当に観始めたらやたらと面白かったリアム・ニーソン大暴れの快作。続編も来年早々公開されるので期待しています。
Chronicle
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Michael B. Jordan
未だに日本公開が決まらない傑作青春超能力映画。イギリス盤のブルーレイは日本語収録なので我慢出来ない人はこちらでもどうぞ。ビデオ映像や携帯の録画動画などで構成された映画なので家庭用モニターとの相性は抜群ですし。とにかくよくできた傑作です。
劇場でスルーしたのを後悔しました。実に良い映画です。上映時間も91分と非常にタイトに作られているのに、映画内の時間は濃厚で離れがたい世界を形成しています。鼻につく部分もないではないんですが、生活感溢れる描写の前では些細な事です。主題歌も絶品。
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今年はどういうわけかアヴィゲイル・プレスリンの映画を山ほど観るという自体になったのですが、この映画は大変好みの映画です。定番中の定番のお話の中でもほのぼのとしたムードが味わえますし、寒々としたニューヨークの風景も堪能できます。
ニューイヤーズ・イブ
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同じくアヴィゲイル・プレスリンが出演している群像劇なんですが、これっぽちも期待して観なかっただけにやたらと面白かった作品。今年の大晦日はこれを観ながら年を越したいと思える映画です。
ホリデイ
二組のロマコメを同時展開するというなかなか贅沢な作りの映画です。そのせいで2時間を越えるというロマコメとしては致命的な欠点もあるのですが、二組のロマコメはどちらも楽しく、有機的にも絡んできますので観ていて非常に楽しい。冬の季節感もばっちりでこの時期もう一度観たくなる映画です。
127時間
岩に腕を挟まれてしまったシチュエーションを延々体感できる傑作。観たあとどっと疲れること請け合いの作品です。
こちらもかなりの拾い物。典型的なロマコメかと思いきや、実はヒロインの頑張りを観るタイプのワーキング映画だったのが良かった。
幸せのキセキ
これも劇場で観なかったことを後悔している作品。キャメロン・クロウとはやっぱり馬が合うようで、観ていて大変心地よかった映画。スカーレット・ヨハンソンにも惚れます。
今年の大きな収穫はやはり丹波哲郎の魅力を知ったことでしょうか。何をいまさらという感じですが、役者として冷静に観る機会が今までなかったことが悔やまれます。もっともっと丹波哲郎の映画が観たい!
マジで燃える傑作。観ている間中アドレナリン分泌しまくりでした。ホームシアター冥利に尽きる映画。
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こんなにおもしろい映画だとは思ってなかったので、これは思わぬ収穫でした。個人的なツボをつかれまくる傑作。
これも劇場で観なかった事が悔やまれる作品でした。原作の持ち味を生かしつつロマン溢れる活劇に仕上げたアンドリュー・スタントンには拍手を送りたい。
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コメディとしても楽しめるのですが、ハリウッドの底力を観るようなよくできたヒューマンドラマとして大変楽しめました。中でも中学生の男の子と高校生のベビーシッターとのロマンスは強烈にツボ!
・・・
というわけでなんかまだ漏れている作品があるようなきがするのですが、とりあえずこんなもんです。
来年も1月そうそう面白そうな作品が目白押しなので楽しみです。
と、ここまで書いておいてアレなんですが、初見じゃないから外しただけで、何と言っても今年一番衝撃だったのはIMAXで観た『タイタニック』です。もうあの劇場体験は壮絶の一言で、映画館で映画を観るという行為を再認識させられる作品でした。一番のMVPはとにかく『タイタニックIMAX3D版』です!!