男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『トータル・フィアーズ』を久しぶりに観直しました

『アルゴ』で監督としての地位を不動なものにしているベン・アフレックですが、役者としての仕事もちょっと振り返っておこうと思って借りてきました。ジャック・ライアンシリーズですから当然パラマウント製作なのですが、日本では東宝東和が権利を持っているようでいまだにブルーレイ化されていません。DVDもそれほど悪いクオリティではないのですが、ブルーレイを見慣れているとやはりキツイ。ところが不思議な事にプロジェクターで観ているとあまり気にならなくなるんですよね。なんででしょう?

フィールド・オブ・ドリームス』で有名なフィル・アルデン・ロビンソンは『スニーカーズ』などの秀作を作っていながら長らく表舞台から去っていましたが、この作品で久々にメジャー作品に復帰。作品の出来は悪くないのですが、あまり良い評価は得られなかったようで、結局このあと再び鳴りを潜めてしまいました。

初見時はかなり面白く観ていたのですが、この作品のキモである「物語中盤で核爆発」というのを知ってしまっていると、それ以降がなんだかバタバタと駆け足で進んでいるように感じられてイマイチ乗り切れないまま終わってしまいました。

ジャック・ライアンが再び若造に戻って、デスク・ワークをしていたのにいつの間にか人類の運命を背負わされてしまうという、『レッド・オクトーバーを追え!』以来のプロットが復活しているのは大好きです。


今回観ていて思ったのは、ジェリー・ゴールドスミスの音楽が非常に素晴らしく、彼の音楽でかなり支えられている作品だなという事です。