『死霊館エンフィールド事件』★★★
実は感動的なホラー映画というウソみたいな本当の話
寝床の隅でスタンドランプ点けるタイミングとか、その前の暗部表現とか、「おいおい怖いから!!」という凶悪さで、技術の進歩によるワンカット処理を惜しげもなく恐怖演出に利用するあたりもなかなかの手癖の悪さを感じさせてくれるんですよねえ。
意外に特筆すべきなのは虚仮威しに過ぎないテントの雄叫びとかも、お尻がキュッとなるレベルの恐怖に昇華しているのは凄いと思います。タイミングが命なだけに、あんなに上手くいくのかよと感動的ですらありました。その前の消防車とかよぉ!
いけすかない懐疑派の女性を演じてた人、どっかで見たなあと引っかかってたんだけど、『ボーン・アイデンティティ』のヒロインだ!
もみあげを演じるのは『ハードキャンディ』のキンタマ切られそうになるあいつなんですが、エレン・ペイジと共にイメージを引きずられてないよね。わたしにとっては『ハードキャンディ』のふたりだよ。