男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ジョン・ウィリアムズの『E.T.』を聴きました。

まあ、説明の必要がないほど有名なサントラですよね。ジョン・ウィリアムズの数多いサントラの中でもスター・ウォーズを除けば最も知名度があるんじゃないでしょうか(もっとも『ジョーズ』のテーマも意識していないだけで世界中の人間が知ってますけど)。

今回改めてレコードで全編を聴き直してみると、あの有名なテーマ以外にも魅力的なメロディがてんこ盛りなんですよねこのサントラ。悲しいメロディ、スペクタクルなメロディ、よくもまあスター・ウォーズとかレイダースとかを毎年書かされて他にも仕事をしながらこんなサントラ書けるもんだと、「脂が乗っている」ということの凄さを感じさせてくれますね。細部では「いつもの感じ」が多用されているようにも感じるんですが、随所にグっとくる部分が多くて、単純に聴いていて満足度の高い作品です。

映画本編は、初めて映画館に観に行ったスピルバーグの映画という、書くのも少し恥じらいを覚えるような典型的な大ヒット作品ですからねえ。前にも書いたんですが、団地の子どもたちを引率して観に行った事も印象深いです。あと、あんなに超満員の映画館で映画を観たのはあれが初めてで最後だと思いますよ。通路も壁際も全部人だらけ。中盤のハロウィンのシーンで、エリオットがいよいよ自転車ごと空を飛ぶ超有名なシーンでは、明らかに全員大感動という空気が小学生でも感じられましたからね。「映画って感動するんだな」というのを初めて体感したのも、思えばこの映画からかもしれません。基本的に「感動」を求めて映画観てませんからねw

もっとも、小学生ながらに「おれのスピルバーグが腑抜けた映画作りやがって」という青臭い感情もありましたよ。感動しながらですけどw

「ぐすん……人が死なないスピルバーグなんて、グスン……」


あ、でも、よく考えたらこの映画って『ジョーズ』以外で初めて観たスピルバーグの映画なんじゃないかな。だとしたらお前にスピルバーグの何が分かるんだって感じですけどもww


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CDだと完全盤も出てますね。

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何だかんだっても傑作ですよ。スピルバーグの超絶演出テクニックが思う存分味わえるのも魅力。