宇多田ヒカル1stアルバム『FirstLOVE』を聴きました。
今回も念願のレコードでした。恐らく今まで聴いたレコードの中では一番新しいものでしょう。それでも16年前のものですけども。
言わずと知れた日本史上最も売れたCDである宇多田ヒカルの1stアルバム『FirstLOVE』。それのアナログレコード盤です。
とはいっても、レコードが発売されていたことなんてまるっきり知らなくて、レコードをヤフオクで漁っていた時に見つけたのです。国内での宇多田ヒカルのアルバムでは三作目の『DeepRIVER』までが初回限定でアナログ盤も発売されていたようです。
当然とはいえ、『FirstLOVE』『Distance』『DeepRIVER』の順で高値になっていきます。要するに流通した枚数に反比例しているわけです。なので、こちらの『FirstLOVE』は比較的安価で入手出来ました(まあ、今までの格安オーディオ精神に則った購入金額とは一桁違いますけどw)。
宇多田ヒカルのアルバムは、国内アルバムもアメリカのUtada名義のアルバムも全部大好きです。多分『U2』と『宇多田ヒカル』がアーティスト別では一番ヘビロテ率が高いと思います。
昔渋谷の鮮魚コーナーでアルバイトをしていた時に、有線から流れてきた『Automatic』はいきなり印象深い歌で、案の定あっという間に日本全土を席巻していったのを覚えています。
バイト先の友人が「15歳らしいよ」と教えられて、さらにびっくりしてしまったのも覚えています。
そして満を持して発売されたこの1stアルバム。まあ、売れに売れて、まさに社会現象と言ってもいい状態でした。『タイタニック』と同じ頃でしたけど、あれと同じように「何時まで経ってもずっと売れ続けていた」という印象です。
ボクはレンタルで借りたんですけど、「アルバムとしてすごくよく出来ている」のに痺れたんですよね。やっぱり映画と同じで、アルバムはシングルの寄せ集めではなく、アルバムとして一つの作品という個人的なコダワリがあって、井上陽水の『氷の世界』なんかも正にそれで大好きなんですよね。
なので、このアルバムは是非とも入手したかったんです。高くてもw
レコードだと2枚組で、2枚目のB面がボーナストラックになっています。やっぱり映画と同じでポップスの楽曲も時代時代で段々と長くなっているのかもしれませんね。片面に3曲とかですもん。
で、ちょっと気になるのが音質。
去年『FirstLOVE』が発売15周年ということで、その一環として「ハイレゾ配信」が行われたのも記憶に新しいことと思います。自分はまだ聴いていないんですが、ネット上では「あれはウソレゾ」=つまりオリジナルのマスターがハイレゾではないという噂が立ち上っていましたよね。検証しているサイトなんかもあって、結果的にはCDよりもいい音ではあるけれども、ハイビジョンのアップスケーリングと同じで、純粋なハイレゾ音源とは言いがたいというのがトータルの結論だったように思います。まあ、聴いてみないとわかんないですけどね。
じゃあ、レコードはどうなの? と思って構えて聴いてみたんですが、CDを聴いていた時とはそれほど印象は変わりません。
なので、マスターそのものがそれほど高音質なものではないというのも頷けるかも。
まあ、音質が良いに越したことはないんですが、個人的にはやっぱりあのドアップのジャケットをあのデカイ大きさで所有できるレコードはやっぱり買ってよかった思います。
内容も言うまでもなく最高ですしね!!!
数が多くであるようで、Amazonでもそれほどプレミア化しているわけではないです。
15周年記念盤のCD。