男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』★★★

イントロの鳥肌&感動

始まった瞬間、「え?」と思うような静かでしんみりとしたシーン。おかあさんとの別れ、つながれない手、ウォークマン、オウサム・ミックスvo.1、すべての伏線が巧妙に張られつつ、そこからあっという間に攫われるという『藤子・F・不二雄イズム』全開の展開からのマーベルロゴ!!!

実はいきなり号泣しそうになった。


本編は、実に楽しい、スペースオペラ。子供の頃に楽しんだ世界観がそのまま現在のテクノロジーで魅力的に描かれているのには感動すら覚える。子供の頃楽しんでいた「本」って、ほとんどがこういうスタイルの話だったなあと思い出して郷愁もひとしお。


ここだけの話、中盤とか要所要所で「ちょっとダレる」んで、評価を高くするわけにはいかないんですが、ラストのハワード・ザ・ダックといい、あの「義足」のくだりといい、ジェームズ・ガンは評価せざるを得ない。

しかし、スペースオペラは楽しいよなあ。ほんと楽しい。


ただ、あくまでも個人的な嗜好の問題なのですが、できれば「子どものまま」あの世界を冒険して欲しかった。攫われたままお話が進んで欲しかった。『モジャ公』じゃないけど、主人公が子どもで、あの世界に順応していない方が感情移入はもっと激しいと思うんですよね。まあ、そういう映画じゃなのかもしれないですけど。あくまで好みの問題として。主人公と観客は情報を共有するのがこの手の映画のお約束だと思っているので。

・・・

そういえば、ボク子供の頃に観た『どくとるマンボウ&怪盗ジバコ 宇宙より愛をこめて』っていうアニメが大好きだったんですよ。もちろんこの時の一度きりなんですが、スペースオペラっていうと真っ先にこれが思い浮かぶ。この一ヶ月後に初めてスター・ウォーズをテレビで観たのです。はい。