男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ペイルライダー』を観ました。

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手元を見ないで弾倉を交換

BSプレミアで放送されたので久しぶりに観てみたんですが、ビスタサイズにトリミングされていてガッカリ。まあ、気にせず最後まで観ちゃいましたけど。

ブルース・サーティースイーストウッドが最後に組んだ映画だったと思います。今観ると町のセットとか風景とか『許されざる者』の前哨戦みたいな雰囲気がありますね。

中学生の時に劇場で観た時は、イーストウッド扮する”プリーチャー”のかっこよさに痺れたもんです。「青白き馬に乗ってやってくる」という聖書の一節とかは全然知らなかったので、ペイルライダーというタイトルもよくわからないまま観ていましたねえ。いや、まあ今でも本質的にはよくわかっていないので、そういうのはどうでもいいのかもしれません。ボクにとっては。

『シェーン』のイーストウッド版とでも言うべきプロットになっていて、でかい切り株の代わりにでかい岩を一緒に砕いたり、殺し屋(本編では保安官)が雇われて最後は対決したりと、西部劇の王道を描いているのにも関わらず、その寒々とした映像や影の濃淡を色濃く使う現在のイーストウッドスタイルがストレートに表に出始めた作品でもありますね。

しかしあれですね、イーストウッドがラストの対決でレミントンアーミーのシリンダーを手元を見ずに交換しながらヌシヌシと敵に近づいていくシーンのかっこよさは筆舌に尽くし難い。あれぞイーストウッド