『マイティーソー/ダーク・ワールド』★★
さようなら浅野忠信
まあ、正直なんの期待もせずに映画を観に行くというのは大変失礼な話なのですが、どうにもこうにも期待を煽らない映画ってのもあるもんです。
そして、たいていそういう映画は結局ノれない映画だったりするんですね。
クリス・ヘムズワースの『ラッシュ』なんかは、見事にその「期待はずれ」を払拭してお釣りが来るぐらいの傑作でしたが、アベンジャーズプロジェクト第二弾の今作『ダーク・ワールド』は、残念ながら観る前の気持ちを微塵も超えてくれない映画でした。
恐らく前作もそうでしたけど、『マイティーソー』って噛ませ犬みたいなポジションなんじゃないかなと。ほら、『ハルク』がその価値すら無くなってしまったので、そのお鉢が回ってきたといいますか。
ただ、前作はアメリカの片田舎を舞台にした「カルチャーギャップ」コメディとしてちょっと評価をしていましたから、今作ではそういった要因すらないので、「一体全体なにがしたいの?」という。
地下鉄の件は唯一笑わせてもらえましたけど……
キャップに免じて★ふたつということで。