男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

プログラム44『あなたは私のムコになる』★★★

大好物の帰省モノで嬉しい驚き

ボクは「田舎モノ」や「帰省モノ」というジャンルが大好きです。まあ、分ける必要もないぐらい「帰省=地方」なわけですから、そういうジャンルは大体底上げして好きになります。

今回もサンドラ・ブロック目当てに借りてきた作品ですが、まさか「帰省モノ」だったとは知らず嬉しい喜びでした。

ストーリーはよくある「偽装結婚」モノなのですが、この映画は上述したように序盤こそ「偽装結婚」によるドタバタっぽく見せかけておいて、実は主人公がちょうど里帰りする予定だったところへ仮面婚約者としてついていくというのがメインプロットになっています。

サンドラ・ブロックが鼻持ちならない部下から総スカンを食らっている嫌われ者の上司を演じているのですが、これがまあ本当に憎めなくて大笑いさせてくれます。音声解説で脚本家が言っていたのですが、サンドラ自身が3ページに渡るメモをよこして、もっと嫌なやつにして欲しいと進言したそうです。心配していたら「大丈夫ようまくやるから」と返事したそうで、果たしてものの見事に上手く演じています。

意外だったのは、箸にも棒にもかからないような印象しかないライアン・レイノルズが良かったことです。仕事のために上司のサンドラに懸命に尽くしていますが、媚びへつらっているわけでもなく、里帰りしてからは頼もしい部分も見せてくれて、キチンとサンドラと対等に渡り合っているのがいいです。

そして、何よりこの作品が美味しいのは、40代になったサンドラの肉感的なヌードをタップリと拝めることです。もう池波先生流に言えば「肉置きがいい」としか言い様がないムッチリ感で、眼福極まれりです。(まあ、胸とあそこは当然隠しているんですが、それが逆にエロス爆発)

ちょっととっ散らかってしまっている部分もあるのですが、ロマンチックコメディとして十分楽しめたので満足です。

そういえば、『ヒドゥン』のマイケル・ヌーリーが出版社の社長役でチョイと出ているのでお見逃しなく。