『キャスト・アウェイ』国内版BDを観ました。
キャスト・アウェイ [Blu-ray]
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ゼメキスが『フライト』で復帰する前は最後の実写映画だった本作。
劇場で観た時から大好きな映画です。北米版のブルーレイも持っていたのですが、今回やっと国内版のブルーレイが発売されました。いきなり廉価版なので特典などは一切無く、心なしか北米版よりも画音ともにクオリティが落ちているような気もします。もっとも、北米版を観ていたのもかなり前なのでその頃の目には高画質に写っていたのかもしれません。
この映画は「漂流モノ」というジャンルを徹底的なストイックさで作っている点が大好きです。「独りだけ生き残る」「相棒がバレーボール」「普通の職業の主人公」「島が小さい」「猛獣などの危機がない」などなど、本当にあの島に漂流してしまった感覚がなんとも言えずリアル。
ゼメキスなので前半の飛行機事故のシークエンスは燃えに燃えるスペクタクルな演出が冴え渡っているのですが、漂流してからの描写は抑えに抑えて静かな演出に徹しています。それでも、どのシーン、どのカットも、「さすがだ」と思える最適な演出が施されていて、観ていて飽きることがない。
観始めてしまうとつい最後まで観てしまう、ボクにとっては大変魅力的な映画。
フライト ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
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