『死亡遊戯 エクストリーム・エディション』が到着!
全日本人待望の『ブスール・リー 死亡遊戯 エクストリーム・エディション』が到着しました。
結論から言うと、もうコレ以上を望むのは無理というぐらい完璧に『死亡遊戯』が楽しめる素晴らしい製品でした。
先ず、津嘉山正種さんによる日本語吹替版にて本編を鑑賞。森山周一郎さんをはじめとしてやたらと豪華な声優陣のおかげで、正直つまらない本編も何とか観ていられます。そして、日本公開版に準拠している怪鳥音や音楽などはもちろんそのまま。子供の頃飽きるほど観ていたこのバージョンが遂に堪能できる日が来ました!
画質自体はもちろん今までのパッケージメディアの中では最高ですが、ブルーレイの品質としては特にレストアされているわけでもなく「普通」。
チィ・ハンサイの台詞が欠落していた口パクシーンはカットされている関係で、吹き替え音声も収録されていませんが、特典映像として吹き替え音声と共に収録されています。
そしてこのブルーレイ一番の目玉といえる「日本公開版本編」まるごとHDテレシネ収録。これがまあ本編の映像よりもハッキリ言って綺麗なテレシネになっており、冒頭の「ブルース・リー 死亡遊戯」のロゴから完全収録。字幕も焼き付けの横位置収録でそのまま。ブルース・リーの怪鳥音を見事にツギハギして収録した見事なSEはこのバージョンならではです。ジョン・バリーの燃える音楽と燃える怪鳥音、そして唸るヌンチャクのSEなどなど、これぞ決定版。
そして、サモ・ハン・キンポーの武術指導による温室での闘いシーンが収録され、オープニングやエンディングが違う「香港版」「台湾版」がそれぞれ(わざわざw)全編収録。画質は3倍のVHSのような画質ですがキチンとスクイーズ収録されての収録は資料価値十分。情けない「連行バージョン」のエンディングが泣けるw 香港版ではブルース・リー(本人じゃないけど)がコリーン・キャンプと船で去っていくハッピー・エンディングバージョンも特典として収録されています。
特典には『死亡遊戯』の未使用フィルムから再現された『G.O.D.』の映像がまるごと収録。SD収録なのは残念ですが、これがないと『死亡遊戯』は終わらない。「未公開シーン」としてNGシーンやカチンコ撮りのカットまで収録されている年の入りよう。
よくぞここまで納得のいく商品を出せたもんだと呆れるぐらいです。まあ、最初っから出せよという意見もありますが、まだまだ納得のいかないパッケージ商品も多いのですから、遂に発売されたことを素直に感謝しましょう。