『アクセル・ワールド』5巻&6巻を読みました。
上下巻の3&4巻が終わり、平和な日常が戻ってきたような雰囲気が前半を支配する楽しい一作。実際のMMORPGのようにパーティーが続々と集まっていく展開はどんなジャンルの作品でも胸踊るものです。今回のお話では軌道エレベーターをモチーフにしたMMORPGにおける「イベント」のようなエピソードをからませつつ、なんとクライマックスではおどろおどろしいテロが起こる、相変わらず読む手が止まらない見せ場の連続。しかも、この作品(作者)の持ち味とも言うべき「少年漫画の王道」である勇気友情がエモーショナルに謳い上げられる終盤にはグっと感動させられます。
お約束の黒雪姫とハルユキのイチャイチャエピソードも出色の出来。
続けて読んだ6巻。前回から(いや、正確には2巻から)続く『災禍の鎧』エピソードが引っ張られ、なんと今回もクライマックスで「つづく」
でも、シリーズ自体が大きなストーリーを紡ぎだしているので、単純にお話が「つづく」となってももう不思議ではありません。なんて、余裕ぶって書けるのも、すぐに続きが読めるからなんでしょうけど。ははは。
今回も新しいキャラクターが登場するんですが、このキャラがまた実にいいんですよねえ。パーティーがどんどん完成していく感じはたまりません。
そして、今回はたっぷりとハルユキたちの日常の描写が堪能できるのも嬉しい。
段々と黒雪姫たちの第一期ネガ・ネビュラスに関する謎も開陳され始め、ますます目が離せない。と同時に血沸き肉踊るラスト・ダンジョンめいた設定も登場して、ページをめくる手がとまらない!!
続けて7巻いっちゃいます!!
ちょっと読み始めたら、まさかまさかのエピソードが始まり、食い入るように読み進めてしまいました。胸が締め付けられる。そしてハルユキたちはどうなるんだ!?
というわけで続きを読みます。ははは。