男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

バットマン ビギンズ [Blu-ray]

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やっぱりゲイリー・オールドマン最高。

すこぶる評判のよい『ダークナイト』ですが、家の奥さんが右のティーザー・ポスターに惚れ込んで積極的に観にいきたがっています。なので、タイミングよく本日発売されたブルーレイ版を一緒に鑑賞。

マイケル・ケイン扮する執事アルフレッドが献身的にブルース・ウェインを助け、

「見捨てないのか?」
「決して(never!)」

と言うくだりで「萌えす!」と喜んでいました。

ボクとしては二人でスーツを自作したり、「こんなこともあろうかと」の真田さんよろしくのモーガン・フリーマンが萌えなんですが、中でもやはり子どもが出来て生まれ変わったゲイリー・オールドマンの善良警官ゴードンが燃え萌えです。
ボロい家でゴミ捨てとかしてる生活感や、賄賂を受け取らない高潔さ、バットモービルでクライマックスに大活躍してのガッツボーズなどなど、どれもかつての”爆死王”ゲイリーとは程遠いイメージの数々。もともとカッコよくて演技力が抜群なだけに、ちゃんと普通の人も演じられるのが素晴らしいです。当然のように『ダークナイト』にも出演していますしね。

作品としてはやはりアメコミのビギニング作品らしく、バットマン誕生までがダレるのが残念ですね。特にこちらとしてはケン・ワタナベの不遇な扱いや勘違い丸出しの忍者や剣の描写もあって辛い時間が過ぎます。加えて悪役のスケアクロウが何ともしょぼくれた存在感で面白くもなんとも無い。挙句にリーアム・ニーソンはよくいるテロリストだったりして地味な印象です。

もっとも、リアリティ寄りに徹したアプローチを選択したクリストファー・ノーラン監督は間違っていないと思いますし、ティム・バートンが担当しない以上、こういったスタイルがバットマンには一番ハマっていると思います。やはり真価は二作目の『ダークナイト』なんでしょうね。バートン版も『リターンズ』がボクにとっては神映画でしたしね。


VC-1のコーデックとは言っても最近の映画ですし、VC-1でもちゃんとエンコードしていれば凄く高品質であることを証明するような高画質でした。ドルビーtrueHDも迫力満点です。ダニー・エルフマンのような決めぎめのヒーロー・テーマが無い代わりに、重低音でビートを刻む音楽も腹に響いて燃えます。